超獣より強い宇宙大怪獣アストロモンスと我らがウルトラマンタロウが戦う記念すべき第一話!
投稿者:怪獣三昧 作成日:2022/02/20 22:44 |
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A.【ガレージキット】 >
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あのウルトラの母がシルエットで登場し、タロウが誕生し、その最初の相手は、エース級の「超獣」オイルドリンカーを腹部のチグリスフラワーで一飲みにするほどの宇宙大怪獣アストロモンス!
得意の七色=ストリウム光線で大爆発のハッピーエンド。また、ご陽気すぎるZATの雰囲気や、宇宙人の技術=メテオールを利用?し、開発した、スーパースワローや、コンドル1号などのキテレツなZATメカも初登場の記念すべき第一話を完全再現!
なお、タロウ=アミューズメント商品のリペイント(クレーンゲームの商品!)また、宇宙大怪獣アストロモンス=新鋭怪獣メーカー「acro」の逸品(◎万円!絶版!)
詳細
「やさしさを失わないでくれ~ (略) これが私の最期の願いだ。」と、エースがみんな(視聴者)に言い残して地球を去ったあの瞬間、当方はまことにユーウツであった。理由はウルトラマンエースの放映が終わってしまったから…ではなく、来週から金曜日の18時~21時、かなりキビシい学習塾に強引に行かされるハメになった、ということが決定していたから。
要するに、自分の成績が芳(かんば)しくなかったことが原因なのだが、だから結局、次週からスタートする、ウワサの新番組=「 ウルトラマン T(タロウ)」は、自分は視られないことが決定してしまっていた。ウルトラなのに太郎? で、ウルトラの母が出る?エースの超獣よりも強い大怪獣が1話に登場…? などという、かなりテイストの変わった新・ウルトラ兄弟の物語を、自分はリアルタイムで視ることができない(当時は当然、ビデオデッキなどという魔法のマシンはこの世に存在すらしてなかった)、という自身の運命を、心から呪った。
だからウルトラマンタロウ以降のウルトラシリーズは、とにかく知識が少なく、エースまでと比較すると、数十分一程度しか持っていない。とにかくファンを語るには恐ろしくタロウ関連ウンチクが無さすぎる!のである( さらに余談だが、学習塾の効果もむなしく、受験時にはキモ問題をたったの2問ハズしただけで、第一志望を思いっきりスベり、結局=超三流のアホ学校へと進級し、自身の運命はさらに過酷となっていくことになるのだが… )。
さて、そんな予(あらかじ)め「第一話を見逃すことが運命づけられたタロウのエピソード」だったのだが、後年 あらためて視たとき、なんだか強烈な違和感を覚えた。冒頭で超獣(どこが?)のオイルドリンカーが出現、その時主人公のコータローが海外から持ってきた花(チグリスフラワー)が怪獣化して、あの宇宙大怪獣アストロモンスになり、ハラの花弁からオイルドリンカーを吸い取って?しまい、で、コータローはその大怪獣アストロモンスに飛び乗り(はぁ???)大空を飛ぶアストロモンスに必死にしがみつく…だっけ? こんな主人公、いままでウルトラシリーズにいましたっけ?
郷秀樹はタッコングから一般人を守って一度亡くなり、北斗と南はベロクロンの攻撃で倒れたあと、それぞれがウルトラヒーローに救命されていたのに… しかも、タロウでの防衛隊ZATがオイルドリンカーを攻撃する際のBGMとしての、新・ワンダバが、まことに牧歌的なほのぼのメロディーで、帰りマンMATの初代ワンダバ=悲壮感があるアレや、エースのTACワンダバのようなアップテンポのヤツとはゼンゼン違う…なんだかオレがあの頃=本放送時に、視たい視たい!と願っていたタロウの1話って、こんなモンなんだ…と、いままでのウルトラとは明らかに違うコンセプト?に、かなりの衝撃をうけたのは事実です。
しかし、物語のラストに、ウルトラの母から生命エネルギーを貰い、手のひらをパーにして初めてこの地球に飛び出してきた、我らがウルトラマンタロウが宇宙大怪獣アストロモンスと戦うクライマックス時には、やはり円谷組の本領が爆発!タロウの動きがはやいはやい(=これはライバル番組仮面ライダーを意識しての事だとか)!空を何度もスピンしながら相手を蹴る、そしてしまいには「ストリウム光線!」と、自らの光線技の名前を高らかに叫び、そのカラダをレインボーカラーに染め上げ、みたことのない手のクロス型(T字?逆L字?)から発射、ソレも見事なレインボーカラー!で、アストロモンスは大都会(たぶん千代田区のビル群の中心)で 大大大爆発!という、すさまじく見事なエンディングを迎えるのであった。
さて、エースまでのベロクロン・バキシムまではガレージキットと呼べる製品がれっきとして存在していたのだが、次作=タロウは、登場する怪獣がそもそもキット化、商品化されていない。それ以前に、タロウの30cmスタンダードサイズのキットも存在しなかった時代が、かなり長く続いていた。ウルトラファンらは、自然と「 エースとタロウのあいだ 」には線引きがされていて、タロウ以前はリアル志向、タロウ以降はおとぎ話=お子様向け志向…だからガレージキットがないんだね、造型すべき怪獣も皆無だし…と、勝手に考えていた。
で、時はたち、なんやらAcroという新会社から、新解釈の怪獣たちが登場(販売)するらしいというウワサが。そのデザイナーはみな一流ぞろいで、その中に、かのアストロモンスもある…と聞き、販売前の雑誌掲載記事を見たが、これ、すさまじい迫力で驚いた!しかもオリジナルをブラッシュアップしたような洗練さで、コレ=すぐさま予約購入しちゃいましたよ、あんな過去がありながら。
だけど困ったのが、相手のタロウ。コレに会う大きさのタロウって、ナンなのだ…といろいろ探った結果、ナンと!バンプレストの景品でAcroアストロモンスに対峙するのに最適なタロウを偶然、見つけました!それが写真のヤツです。塗装=プロの方仕様で、ポージングはウルトラダイナマイトをぶちかますかのごとくの鉄人ガオーポーズで、さらに背の高さもAcroアストロモンスと丁度いい大きさ=アストロモンスの右手の長い触手がタロウにうまく絡まるシチュエーションで2体を展示できる、というまさに相性バツグンの2商品。
タロウのバンプレスト・アミューズメント専用景品は、現在はチラホラ某オークションサイトやら、某フリマサイトやらにたまに出ている程度ではあるが、お相手のAcro製アストロモンスの方は、完全絶版扱い?らしく、オークション市場や中古販売市場では◎万円!の逸品となっておりますので、この2品を揃えたい方は、それなりのご覚悟を。Acro製のKAIJU REMIXシリーズは、「冬虫夏草版セミ人間」をのぞいて、全部!所有しているが、あぁ~買っておいてよかった、観る目が肥えていてよかったなぁ…と思う今日この頃なのでありました。
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