第●撮影所=大火災!「オイルSOS」改め「コンビナートSOS(ぺスター瞬殺)」
投稿者:怪獣三昧 作成日:2022/02/16 10:53 |
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ドドンゴ=タテ型二人羽織怪獣に続き、ヨコ型の二人羽織怪獣、堂々登場!
いつ、だれが、どんなキッカケで、こんなキテレツすぎる怪獣をアタマん中で造りあげることが出来るんだろう…油獣(ゆじゅう)ペスター…
二人羽織(ににんばおり)の、横2人バージョンで、あ、カラダはヒトデx2で、カオは蝙蝠(コウモリ)で、オイルが主食で、火炎放射熱線を吐いて、普段は海底にいる、こんな怪獣 出来ましたが なにか…? いや、尊敬するわ、コレ考えたアナタ(=スタッフ)のことを。しかもそれが今から約半世紀前なんて…で、名前が「ガソリン=Petrol」+「ヒトデ=Starfish」=ぺスター…もう尊敬以外の何物でもない!
さらに、この「オイルSOS」というエピソード、その油獣ぺスターが怪異な事件を起こし、正体がバレたあと、科特隊に安全な海域に誘導されているさなか、イデ隊員のミスにより、京浜工業地帯に上陸、大火災を起こし、それを「自分の責任だ」と痛感したイデ隊員が必死に消火活動を行ない…もうダメだ、って時に、われらがウルトラマン登場!ウルトラ水流で消火をしまくって終わる、というストーリーなんです。あれ?肝心の油獣(ゆじゅう)ぺスターは?
科特隊の指示のもと、防衛隊のヘリ2機(シコルスキーCH-19はつかり改)から落下された無数の誘導ドラム缶(中身=ガソリン)で東京湾の沖合いあたりでハラを一杯にしたぺスター、ビートルからの不意の攻撃に怒り、陸地=コンビナート(京浜工場地帯)に上陸し、火炎放射熱線を辺り一面に吐きまくり、未曾有の大火災を引き起こした…までは良かったが、普段=海底に潜む生態からか、周囲の温度の急上昇にだんだんと自分がヤラレていき、ついにはヒザ(4つのうちのどれか)から崩れ落ち、へたり込んだところに、我らがウルトラマンの登場!
必死に消火活動をする彼の背後から、自慢の火炎放射熱線を吐いてしまい、虚を突かれて振り向いたウルトラマンに「今 消火中だ、おとなしくしていろ!」とばかりに、スペシウム光線を頭部にバシッと浴び、ものの数秒で絶命してしまう!つまり、ウルトラマンとのカラミはこれだけ。ぺスターと言うより、コンビナート=京浜工業地帯大火災vsウルトラマンという まことに当時の視聴者=お子様方のアタマが「?」となった一篇であった。まぁしかしあのとんでもない迫力のコンビナート大火災を、当時TVのブラウン管で見事に魅せまくった当時の現場スタッフさん方には本当に拍手喝采モノです。
さて、このぺスター型のヨコ二人羽織は、やはり演者がかなり動きづらいらしく、タテ二人羽織の怪獣に比し、極端に少ない(ほかにいましたっけ?)。その中でも、唯一といっていいほどの名獣中の名獣であろう。なんせ初代ウルトラマンと数秒なりとも合間見えたんだからステイタス=抜群でしょう。で、当然 各カレージキットメーカー・ディーラーが、怪獣ガレキ黎明期~成長期に こぞってぺスターをリリースしたが、これ=ドドンゴと同じくボリュームが2人分あるから、30cmスタンダードサイズは、なっかなか各社=出さなかった(出せなかった)。
で、一番はじめに出してくれたのが、今はなき?かの「怪獣無法地帯MONSTER CLASSIC SERIES(…なんで「怪無」、人知れずに無くなっちゃったんだよ!)」。とにかくあのカラダが一体成型のレジン製だから、重いのなんの。あとはカオとアゴの計3パーツだけ!というアッサリ具合。しかし塗装に一苦労した怪獣ガレキファンも大勢いたことは想像にかたくない。写真をご覧あれ。あの色合いなんですから。
それから数年後、エクスプラス=少年リックから、1,ポリストーン(コールドキャスト)製・2,軟質ソフビ(スポンジ様)…と、同じ原型で2種のぺスターが販売された。1,ポリストーン(コールドキャスト)製は、ベース(工業地帯)付きであったが、当方=迷わず2,を購入。理由は手触りがいい、とにかく軽い、落としても壊れない…で、一番の決め手は、「出来がすばらしい!」 前述した「怪獣無法地帯MONSTER CLASSIC SERIES」のぺスターをプロが塗装したのか?と見紛うほどの出来栄え(重さは全然!違うけど)。
7枚目の写真なんか、ホントに海星(ヒトデ)x2でしょう?で、8枚目の写真は、モロ=蝙蝠(こうもり)ヘッド。どういう組み合わせなんだコレは(=最初に書きました)。9,10枚目の写真は、ご存知ビリケン商会製ウルトラマン(素立ちポーズ)に登場を願いまして、各コンビナートと、BANDAI製:エフェクト=flame・爆発=explosionを使用(本番の火災シーンは こんなモンじゃ御座いません)。
なおご参考までに、10枚目のバックにあるコンビナート=「TOMYTECのジオコレクション見組立品」だが、それとは別に8個ある円筒形のヤツは、鉄道模型会社の「河合模型(だったっけ?)」が、かつて販売した1/150のスケーリングのヤツで、令和の現在=完全絶版品!で、現時点では絶対に入手困難(多分、入手不可能!)な隠れた逸品なのです。某大手オークションでも多分、出品されません。しかし、大火災を起こすコンビナートが主役回なので、結局ウルトラマンよりもこのペスターよりも石油タンク:メイン回だから 結局=これでいいのだ…?
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